韓流ドラマって恋愛ものや歴史ものが多いイメージですよね。恋愛ものに関してはかなりの高確率で登場人物が記憶喪失になったり(ファミコンのセーブ機能かよ…)とお決まりパターンが多いですよね。しかし、韓国映画は韓流ドラマのようにヌルくはありません!かなり過激な表現が多く、生理的にきつく感じるものも少なくはありません…。今回は、エグイ韓国映画を三つご紹介します。
『オールド・ボーイ(2003)』
パク・チャヌク監督の復讐三部作の第二作。主人公のオ・デスはある日突然監禁されてしまい15年後に解放されます。彼は自身が監禁されてしまった理由を解き明かすため奔走するのですが…。圧倒的なバイオレンス描写と視聴後しばらくは立ち直れなくなるほどの後味の悪さが目玉の作品です!スッキリする復讐譚をお望みの方にはオススメできません…。
『トガニ 幼き瞳の告発(2011)』
舞台は聴覚障碍者たちが通う学校。新任の教師カン・イノは着任早々学校に対して違和感を感じます。平気で不正を働く教師陣、なぜか怯えた表情の子供たち……。そしてイノはある日一人の女生徒に導かれ衝撃の光景を目の当たりにすこととなるのです…。韓国内で実際に起きた事件を下書きに制作された作品で、その後の事件の動きにも影響を与えた傑作です。正直とても見るのがつらい内容ですが、世界で実際に劇中のような陰惨な事件が行われている、という現実を知るためにも是非お勧めしたい作品です。
『息もできない(2008)』
原題はトンパリ(韓国語でクソバエという意味)。サンフンは暴力的な取り立てで生計を立てている粗野で横暴な男。彼はある日女子高生のヨニと出会い、自分と似たような境遇の彼女と心通わせ“やさしさ”を少しずつ取り戻していくのですが……。とにかく暴力的なシーンが続き汚いセリフが飛び交う作品。しかし、そんな作風だからこそほんのりと温かい人の優しさをしっかりと感じ取ることが出来ます。
そして切ないストーリー展開にも心が打ちのめされてしまいます…。
総括!!
以上三作品をご紹介しました。どの作品も鑑賞するのにかなりの覚悟が必要な作品です…。心して見てみてくださいね!