バナナマンがパーソナリティを務めるTBSラジオ「バナナムーンGOLD」にてバナナマンが思い出の映画について語っていたので、それぞれの作品の紹介と、ラジオの内容をまとめてみました!
『機動戦士ガンダム(1981)』
同名人気TVアニメ作品の総集編。三部作。再放送によって人気に火が付き、その勢いで劇場版が制作されました。キャラクターデザインや作画において指揮官的な立場にあった安彦良和氏がTVシリーズの途中で体調不良により現場から退いていたこともあり、TVシリーズでは作画崩壊が多々見受けられていました。しかし、本作では安彦氏が現場に復帰し、かなりの良質な作画で物語が彩られています。いきなりTVシリーズを制覇するのに抵抗がある方には本作がおすすめです!
バナナマンの設楽統さんは少年時代、当時人気絶頂だった本作がどうしても見たかったため満席の映画館で立ち見をして本作を鑑賞したとのこと。いわく「ニューシネマパラダイスみたいに…」。私も『ニューシネマパラダイス』大好きなので、立ち見がどんなものなのか体験してみたいものです。
『がんばれ!!タブチくん!!(1979)』
同名漫画作品の劇場用アニメーション。西武ライオンズで活躍した田淵幸一選手をモデルとしたタブチ・コーイチを主人公としたギャグアニメ。本作はオムニバス形式の短編アニメーション集だったよう…(世代が違い過ぎて全然知らなかった…)。
設楽さんにとって幼いころに両親とともに観に行った思い出の作品だそうです。また、設楽さんは本作に登場する埼玉県所沢市小手指にある小手指駅に勤務していたことがあり、今でいうところの「聖地巡礼」のようなことをやっていたそうです!(笑)
『里見八犬伝(1983)』
監督は『バトルロワイアル』などの数々のバイオレンス作品の傑作を世に送り出してきた深作欣二。薬師丸ひろ子、真田広之のW主演作品。「南総里見八犬伝」を下地に当時のオールスターのキャストが集結し、大胆なアクションシーン、鮮烈で過激な描写の数々が話題を呼んだ名作です。日本昔ばなしとファンタジーを融合させた活劇のような雰囲気と、角川映画らしいおどろおどろしい空気感のバランスが何とも言えない魅力となっています。
設楽さんと同い年のリスナーが本作を思い出深い作品として挙げていました。バナナマンの二人も、当時としては斬新だった本作の演出が強烈に印象に残っているそうです。
『ゴースト/ニューヨークの幻(1990)』
女優デミ・ムーアの出世作。本作の大ヒットを期に今ではよく目にする、「死んだ恋人が幽霊となって会いに来る」という系統の話が多数世に現れたんだとか。本作の主役のサムと恋人モリーが二人羽織になってろくろを回すシーンはあまりにも有名。
ラジオでは、本作に登場する地下鉄を縄張りとしている幽霊役の俳優(ヴィンセント・スキャヴェリ)が日村さんにそっくりだということで盛り上がってました 笑。
まとめ
以上ラジオ内で話題となっていた作品をいくつかご紹介しました。どの作品もお二人の世代ならではの作品ばかりでジェネレーションギャップを禁じ得ませんでした。設楽さんも同じように、若い世代のリスナーが思い出の作品に『ハリーポッター』や『エヴァンゲリオン』を挙げていることに対して、シミジミと時の流れを感じていらっしゃいました…。どの世代にとっても子供のころに見た映画ってかけがえのないものですよね。