「リング」で本当に怖いのは貞子じゃない

リングと言えば貞子と思っている人もたくさんいるだろうが、
リングの一番怖い所、面白い所はそこじゃない

リング～らせんの原作の一部だが

浅川という新聞記者が、見たら一週間後に死ぬビデオを見てしまった

浅川がそのビデオの内容を「リング」という題名で記事にしたのだが、その記事を忠実に書きすぎて、記事を読んだ者さえビデオを見たのと同じように一週間後に死んでしまう

浅川が植物人間になってしまった後、何も知らない浅川の兄がその記事を本にし、出版する
タイトルは 「リング」

つまり、読むと一週間後に死んでしまう本を世に放った

かなりヒットし映画化
もちろん映画も一週間後に死ぬ

物語の一部にこういう内容がある

実際の俺たちの現実世界では
リングという小説が出版
人気になり、映画化
テレビでも放映された

つまり、「リング」の中での出来事が俺たちの現実世界でも起こったということだ

小説の出版、映画からすでに何年も経っているので今ではあれだが、当時は これを見ると一週間後に死ぬかも
という恐怖を味わうこともできたのだ

これがリングの本当に怖くて面白い所

ネタバレすんなハゲ

ってことは俺死ぬの？

確かに貞子が怖いって事も無かったな
麻袋被って指差してるおっさんが最恐だろ

ビデオの目的は殺すことではなくて「貞子の増殖」

だからビデオの後半消されてた部分は「他人にこのビデオを見せろ」

それはなぜか

ビデオを見た者に貞子の種を植えつける
つまり子供を産ませるのだ

子供が産めない身体、適応しなかった者はエラーとなり死んだり、植物人間になったりしたのだ

いやいや、読むと1週間で死ぬ本を映画化って無理じゃね？1週間で映画作るのかよ

リングはらせんの一部だったのか

テレビ二台で二人の人間が同時にビデオ見たら貞子2人出て来るの？

バースデイで先生と大量の貞子が一緒に通院するシーン好き

浅川の娘と妻は手違いでこのビデオを見てしまった

浅川は娘と妻を助けるべく、このビデオを自分の父と母に見せる
事情を聞いて納得した父と母はビデオを見て死んでしまう

妻はもしかしたら貞子の子供を宿しながらも生きる可能性はあったものの、結局妻も娘も交通事故で死んでしまう

浅川はその事故で植物人間となる

こんな悲しいストーリーも含まれている

マジかよすげー
まさかそれら全部仮想現実の出来事だったってオチはないよね？

全部仮想世界の話だったってオチなんでしょ？
夢オチレベルだな

ちなににリングは

リング

らせん

ループ

リングバースデイ

四部作

リングバースデイは物語の一部を詳細に書いている番外編みたいなもの
リングとらせんの間かな
らせんのちょっと入ったとこくらいかな
その辺

映画と原作小説は設定違うよ

体感型ホラーならぬ～べ～の夢の妖怪もそうだな

呪いのビデオって発想は天才よな
メリーさんの電話みたいにうまく現代怪談に落とし込んでる

「リング」がエンタメ小説でトップクラスの面白さであることは間違いないね

映画を先に見てあとで原作読んだら映画の無理矢理収めました感をすごく感じた
もっと原作に近い形にしたらもっとヒットしてそう

今でさえもう普通だけどオカルトと機器やデジタルを融合させたのは画期的だったな
何より怖いしPOVブームも一翼を担ってる

ループはあれだろ
なんか死ぬ直前に仮想現実だって気が付いた奴がいて面白そうだからそいつ現実で再現しようとしたら貞夫ウウィルスも出てきちゃってなんやかんやあって治療法研究の為に解析装置みたいなので全身バラバラになるやつ
凄くうろ覚えだけど

リングを見た人の200年以内の致死率は99.9％だわ