おすすめの西部劇映画を紹介してくわ

眠くなったらやめる。
このスレではハリウッド製の西部劇もイタリア製、マカロニウエスタンも一緒にして紹介していくぜ

荒野の用心棒
今となってはハリウッドの大御所クリント・イーストウッドが大ブレイクしたマカロニウエスタンの名作でマカロニウエスタンブームの火付け役。黒澤明の用心棒を西部劇でリメイク。
話もシンプルでわかりやすいしクリント・イーストウッドがとにかくかっこいい。入門にはもってこいかも

期待

シェーン！カムバック！

夕陽のガンマン
荒野の用心棒のクリント・イーストウッドとセルジオレオーネ監督がタッグを組んだ二作目。俺の一番好きな映画
荒野の用心棒から予算も増えたのか全体的にグレードアップしている。この作品ではイーストウッドとリーヴァンクリーフ演じるモーティマー大佐のW主人公で話が進む。
そのリーヴァンクリーフがイーストウッドを完全に喰ってしまうのほどかっこよさ。決して馴れ合わずお互いの利害の一致のため行動しているはずの二人の仄かな友情が素晴らしい

続夕陽のガンマン紹介したいけどマカロニばっかもあれなんで…。
リオ・ブラボー
ハリウッドの西部劇といえばこの人といっても過言ではない名優ジョンウェイン主演。監督はハワードホークス。
ジョンウェイン扮する保安官とアル中の助手、ディーンマーティン、若いガンマンリッキーネルソンの三人が逮捕した悪党の保釈を要求する悪党の兄貴率いるギャングと戦う話。
無骨なジョンウェインと過去のトラウマでアル中になったディーンマーティンとリッキーネルソンのバランス感が最高。抗争の合間に繰り広げられる日常のやり取りや男三人で歌うシーンなどで二時間半があっという間に過ぎていく。見たあとになんとなく幸せな気分になれる映画

OK牧場の決斗
実際に起きたOK牧場の決闘を題材にした映画。他にもOK牧場の決闘を題材にした映画はあるが（荒野の決闘、ワイアットアープなど）俺はこれが一番好き。
この映画のなにがいいってカークダグラス演じるドクホリデイだ。
ドクホリデイは（この映画の中では）歯科医だったが結核を患い、ヤケを起こしてギャンブラーになるがある日バートランカスター扮するワイアットアープに命を救われ、彼に恩を返すために彼の私闘に助太刀するって役どころ。
受けた恩は絶対に返す義理堅さと死に場所を常に探してる姿は男ならぐっとくるはず。
ちなみにカークダグラスは100歳越えた今でもまだ生きてる元気なじいさん

他にも書きたい人いればどんどん書いてくれ

3時10分決断の時

明日に向って撃て!
西部開拓時代末期（下手したら終わってるもしれない）を舞台にしたポール・ニューマン、ロバートレッドフォード主演の映画。
時代が変わろうとしていくなか、ギャングとしての生き方を変えたいけど変えられないままギャングとして死んでいく二人が最高に切ない。主演二人のやりときも軽快で心地よい。レッドデッドリデンプションにも通じるテーマかも。

ハリウッドの西部劇は西部開拓時代に対するノスタルジーや人間ドラマ、叙情性が魅力。
マカロニウエスタンは銃撃戦やダークヒーロー的な主人公、残酷描写が特徴。
今の人が西部劇っていって思い浮かべるイメージはマカロニウエスタンの方が強いだろうね。
どっちにも素晴らしいんだけど、近年作られる西部劇はハリウッド製でもマカロニウエスタン的な感じがしてあんまり好きではない。

ブロンディは決して善玉ではないと思う

ミスターノーボディ
夕陽のガンマンや荒野の用心棒の監督が製作総指揮として携わったマカロニウエスタン。
時代背景としては明日に向って撃て!と同じくらいかな?
西部開拓時代末期で引退を決意したヘンリーフォンダ演じる老ガンマンと彼に憧れた若いガンマンの物語。
クライマックスの1対150の決闘は圧巻。
西部劇、西部開拓時代、ひいてはアメリカへの愛がこれでもかと詰まった名作。

続荒野の用心棒
続ってついているがセルジオレオーネの荒野の用心棒とはなんの関係もない。
フランコネロ演じるガンマン、ジャンゴが悪い奴らを殺す映画。としか言いようがないけれどなぜかおもしろい。
耳を削いだり出血描写や妙に凝ったガンプレイなどマカロニウエスタンの典型的な作品。
これを撮ったセルジオコルブッチ監督はどんどんハリウッド寄りになっていったレオーネとは対象的にマカロニウエスタン的な映画をさいごまで撮り続けた。

荒野の七人
日本では知名度はトップクラスじゃないかな？七人の侍を西部劇としてリメイクした作品。
派手なアクションシーンもそうだが最後の
「勝ったのは俺達じゃない。あいつら（農民たち）だ」
といったらセリフやガンマンといった人種が必要とされなくなる無常観が好き。
最近マグニフィセントセブンというタイトルでリメイク（？）された。こちらも名作

真昼の決闘
ゲイリークーパー主演。引退を控えた保安官がかつて捕まえた悪党がお礼参りに来るが…。って話。
悪党を迎え撃とうと街の住民に協力を募るが相手にされなかったりラストシーンで保安官バッジを投げ捨てたり暗いシーンが多い。あと映画内の時間とと上映時間がリンクしているなどの試みもおもしろい。
名作ではあるけれどあまり俺の趣味ではない

駅馬車は西部劇といっていいのかどうか

ウエストワールドはどうなの

観て面白かったけど紹介できるほどちゃんと覚えてない西部劇リスト
ウィンチェスター銃73
砂塵
荒野の決闘
三人の名付け親
ヴェラクルス
赤い河
荒野の1ドル銀貨

許されざる者（イーストウッド版）
イーストウッドが年をとってから監督と主演を努めた西部劇。イーストウッドが関わった最後の西部劇。
年を取ったガンマンが金のために再び銃を取るって感じの話だが暗く陰鬱。
イーストウッドの西部劇ってジャンルに対しての決別っていうのかな？そういう感じ。ふわっとしてすまん

続夕陽のガンマン
荒野の用心棒、夕陽のガンマンに続く三部作の最終作。これでイーストウッドはマカロニウエスタンに携わらなくなる。
南北戦争を舞台に大金の隠し場所をめぐって善玉（大嘘）、悪玉、卑劣漢の三人が手を組んだり出し抜いたりして争う話。めちゃくちゃ面白いんだけどめちゃくちゃ長い。
イーライウォラックが演じる卑劣漢のトゥーコがひたすら喋ってるんだけどちょこまかしてて楽しい。大塚周夫の吹き替えもどハマリしてる

ちなみにイーストウッドの吹き替えはルパン三世の山田康夫なんだけどできれば吹き替えでも観てほしい。めちゃくちゃかっこいいから。
ちなみに夕陽のガンマンだと
イーストウッド　山田康夫
リーヴァンクリーフ　納谷悟朗
ジャンマリアヴォロンテ（悪役）　小林清志
モブの悪役　大塚周夫
って既視感バリバリの組み合わせ

マグニフィセントセブン
荒野の七人のリメイク…というより七人のガンマンが悪党から弱いものを守るって構図だけ引き継いだ映画。
主人公が黒人、メンバーにインディアンやアジア人（イ・ビョンホン）がいるなど西部劇として異色もいいところだがこれが滅茶苦茶おもしろい。
やっぱりどことなくマカロニウエスタンっぽい感じは否めないものの西部劇としての精神や原作の無常観はしっかりと引き継いでいるからオススメ。

ジャンゴ繋がれざるもの
ヘイトフルエイト
を紹介しようがすごい迷ったけどあれは結局タランティーノ映画だから（もちろん西部劇に対するリスペクトはこめられてる）外しとく。見て損はない。

ワイルドバンチ
紹介しようとした割には詳しいあらすじはど忘れしたすまん。しかしラストシーンが素晴らしいから軽く紹介させてくれ
西部開拓時代末期に落ちぶれたギャングたちが滅んでいく姿を描いた作品なんだけどクライマックスで拉致された仲間の救出に向かうシーンが本当にかっこいい。自分らしい死に場所を得た彼らはある意味しあわせなんじゃないかなと。
ジョンウーやロバートロドリゲスの得意とするスローモーションや派手な銃撃戦もこの映画…というより監督のサムペキンパーが元祖。
西部劇というジャンルの死に際に生まれたものは今でも受け継がれてるって思うとロマンあるよな

見てくれた人はどうもありがとう。楽しかったわ。
衰退は免れないけどどうかこんな素晴らしい映画たちがあったってことを少しでも多くの人に覚えていてほしい。
そいじゃな