クリントイーストウッドについてのスレです!
ハッピーエンドだと思ったのに…
すげえ爺さんだ
大傑作だろ
今週、見に行けないんだよ
イーストウッド監督作品
1992 『許されざる者』アカデミー賞。文句なしの傑作
1993 『ザ・シークレット・サービス』まあまあ面白かった
1993 『パーフェクト・ワールド』 わけがわからん・・・
1995 『マディソン郡の橋』 これは素晴らしい!
1997 『真夜中のサバナ』 なにこれ? わけがわからん・・
1997 『目撃』 まあまあ面白かった
1999 『トゥルー・クライム』 よくわからん・・・。
2000 『スペース・カウボーイ』傑作!涙出た
2002 『ブラッド・ワーク』なにこれ?
2003 『ミスティック・リバー』傑作!凄かったわ。
2004 『ミリオンダラー・ベイビー』アカデミー賞作品賞。文句なしの傑作。
2006 『父親たちの星条旗』日本軍との戦場の場面が凄かった!
2006 『硫黄島からの手紙』日本人にも描けなかった日本軍の真実
2008 『チェンジリング』アンジーを使った、ホラー映画的演出
2008 『グラン・トリノ』近年の米国映画の最高傑作!
2009 『インビクタス』これは分からん
2010 『ヒアアフター』東日本大震災で上映中止になったので見逃した
2011 『J.エドガー』レオナルド・ディカプリオが良かった
2014 『ジャージー・ボーイズ』楽しかった
2014 『アメリカン・スナイパー』日本でも米国でも最大のヒット作。凄かった
2016 『ハドソン川の奇跡』またアカデミー賞とっても不思議ではないほどの傑作!
ドラマティックな事実をそのままドラマとして描いただけじゃん
映画はフィクションだからこそ面白いんだ
ノンフィクションやってどうすんだよ
まぁ、偉そうにボヤきながらもまだ見てないんだけどさ
映画館のスクリーンでわざわざ見る気は起こらないし
一年後BSのスターチャンネルでやった時にでも見てみるさ
映画はフィクションだから面白いってことはないでしょ
歴史ものや伝記ものだってあるわけだし
前々からこの人の仰々しい映画嫌いだったけど
「グラントリノ」の理念はもろにトランプの移民排斥主義と対立
してると思うんだが。
まじめなアジア系はいいが、チンピラギャングのラテン系はだめということか?
まあ、グラントリノ自体がアメリカ保守主義の象徴みたいなもんだが。
アメリカの伝統産業の存亡を脅かす、中国やアジアからの輸入に対して
保護貿易主義に賛同するのは理解できるが。
ハード過ぎて描写すべきでない部分は観客に想像させて補わせる構造になっている
そこから考えるとフランキーの娘は子供の頃に事故死している、それもフランキー自身の過失によって。
音信不通とか、そんなレベルじゃない
手紙がすべて戻ってくるのはそもそもが宛先の存在しない天国への手紙だからだ
そうでなければ毎日教会へ通ったりしない
マギーの父はマギーが子供の頃に犬を埋めた。これはフランキーに安楽死させてもらうマギーに掛かっている
ラスベガス遠征の際、行きは飛行機帰りは車がいいとマギーは言った。そしてその通りになる
まるで予言するように自分の未来を決めてしまう子供なのだ、自分の娘もマギーも
ラストはマギーの父がそうしたようにフランキーもまた自死を選ぶ
ハード過ぎる部分は観客に想像させて幕を閉じる
登場人物が罪を犯す、罪を告白する、罰を受ける、許される。このキリスト教的構造でもある
この映画のラストはハッピーエンドだ
置かれているヒントを拾い集めれば真のエンディングに辿りつけるようになっている
本当のラストは観た人間の想像力の中にある
天国で暮らす登場人物たちがいて小さな小屋を建ててみんなでそこに住んでいる
フランキーは詩の本を読みマギーはレモンパイを焼いている
マギーが子供の頃に自殺してしまった父も一緒に暮らしている
あの犬もいる
フランキーの死んだ娘もいる
そうやって仲良く幸せに暮らしている、俺の想像力の中では。
70年代のアメ車(グラン・トリノ)にはアメリカ魂が詰まってる
車をピカピカに磨かせていたのはアメリカ魂を磨け、アメリカ魂を曇らせるんじゃねえというメッセージ
車を改造しないことを譲渡の条件にしたのはアメリカ魂を勝手に改変するんじゃねえぞということ
車をタオに譲渡したのはそのアメリカ魂を移民であるタオに引き継がせるということ
とにもかくにもグラン・トリノという車がアメリカ魂の象徴になってる
その意味において本当の主人公はタオなのだということ
イタリア人の床屋だって元は移民だった、コンストラクションワーカーのボスも移民
コワルスキーもポーランド系
アメリカ合衆国は移民の集まりなのだということ
そしてお前だってアメリカ合衆国の立派な住人なんだ、しゃきっとしやがれ
そういう強いメッセージ
50年かけて集めた工具は知恵や経験の象徴
ベルトは貸せないが工具は貸してやるというのは命は貸せないが知恵は貸してやるということ
そう言いながらも最後は命も貸した
男とはどう死ぬべきなのか、そんなことばかり考えているクリントおやじのデトロイト版スペースカウボーイ
言うなれば、デトロイトカウボーイなのだった
騎兵隊の勲章をつけたタオがグラン・トリノという馬で走り去ってこの映画は幕を閉じる
草加せんべいが大好きなんだよ。
パーフェクト・ワールドには泣いてしまったよ
西部劇撮ってよ
「許されざる者」を作ったからアレ以降西部劇作るテーマが無いのでは?